暑い夏が終わり稲刈りが進む田んぼですが、農家では収穫後乾燥して籾すりをして玄米にしている最中です。大量の籾殻が出ているので、袋で頂戴してきて籾殻薫炭を畑で自作しています。
夏野菜の敷き藁に隣接畑で栽培している二条大麦のわらを収穫後に頂戴していますが、今年の秋は秋冬野菜に使用するために近所の農家から出た籾殻を頂戴して畑で籾殻薫炭を作りました。
稲刈り後の農家から籾殻を頂く
数十メートル離れた近所の農家から籾すりして間もない籾殻の山から90Lのビニール袋に籾殻詰めて運び出そうとしましたが、軽そうに見えても90Lの袋に入るだけ詰めると重たくて腰に来そうですので、7割くらい入れて運び出しました。途中までは両手で持ち上げて歩いてきましたが、途中から引きずることにしました。年には勝てません。
取りあえず、1袋目と2袋目は畑の隅に山積みにして、後々、保温保湿材として使用しようと思います。そして、3袋目を薫炭用に運びました。
籾殻薫炭を畑で自作
籾殻薫炭を作る器具はホームセンターなどで販売されていますが、年中使うものではないので簡易的に作れれば良いかと思い、煙突代わりのパイプのみで作ることにしました。
まずは、畑で庭木の剪定枝で焚き火をします。バケツ1杯分程度の小枝に着火して熾火になるまで燃やします。熾火を一箇所に集めて、その上に煙突代わりのパイプを乗せるんですが、籾殻の山を作るまでに倒れてしまいますので、パイプの中に棒を刺して倒れを防止します。煙突代わりのパイプの周りに山を作れば準備完了です。
午前6時頃にたき火を開始して、籾殻を山にしたのが午前6時半過ぎでした。朝食を済ませ見に行くも籾殻に変化なし。煙突代わりのパイプからは僅かに煙が出ている程度です。
昼前に確認しに行くと、一部分が黒くなっていました。
良い具合に、燃え広がっていますが、このまま限りなく燃えるのを待っていると単純に籾殻の灰が出来るだけです。結局ですね、原材料は無料ですので殆どが灰になっても畑では使用できますので、沢山の籾殻薫炭が出来なくても問題ないのです。
上の画像ではもう少し、蒸しを進める方が良いです。そして、僅かに籾殻の色が残る程度になったら園芸用のスコップでかき混ぜて、蒸しむらがないか確認して、蒸しが足りないようでしたら少し時間を置く、そのままにしては、全部灰になるまで燃えますので、じょうろで水をまいて熾火を消します。(午後3時頃)
暫し放置して乾燥してから容器に移して保管します。一部は、畑にまきました。
籾殻を約70Lで10Lから15Lほどしか作れなかったです。容器に移せたのがそのくらいで、後は籾殻灰と畑にこびり付いてしまった籾殻薫炭です。1日掛けてとても非効率で作業をしましたが、懲りずに3日続けて同じ作業をしました。
因みに、ホームセンターで籾殻薫炭が15L入り税込み980円で販売されています。
時給換算したらとんでもない低賃金ですね。
コメント
お疲れさまでした(^^♪
確かにこの価格帯だと、時給換算で非効率に思えてしまいますよね(;^_^A
でも、やっぱ自作のものがある意味一番安心感あるので、そういった面では時間をかけての自作も価値あるはずと思います(^^♪
ありがとうございます。
コスパが悪すぎました。仰るとおり、自作すれば安心できますね。
懲りずに頑張ります。