今年の夏は、暑すぎて夏野菜の生育が例年に比べて収穫量が減りましたが、キュウリは種蒔きから育てた苗が育ち、ある程度の量を収穫出来ました。収穫し食べきれないであまり気味になる時点で容器に塩漬けして重りを乗せて、熟成させて古漬けにしました。
キュウリの古漬け
キュウリの古漬けを作るのは、至って簡単です。キュウリを収穫して、漬物容器に入れて粗塩を入れて重りを乗せて保管します。自然の酵母で発酵するためキュウリと粗塩以外に添加するものはありません。
収穫初期の頃は、珍しさがあり毎日のようにサラダなどで食べましたが、やがては飽きが来ますね、そこで漬物容器に粗塩を入れてキュウリを投入して重りを乗せます。
粗塩の量は、最初に、1kgほど粗塩を投入してキュウリを複数本入れます。次から次へを追加でキュウリを投入しますと段々と塩分濃度が薄くなりますので、粗塩を追加投入します。目安は、底の方に塩が溶けずに残るくらいが、黒カビの生えるリスクが少ないと思います。
黒カビがなく白色で若干ピンク色をした天然酵母で発酵が進みました。ぬかのような香りがし甘い香りがしますが、なめると口が曲がりそうなほどとてもしょっぱいです。
各家庭によって違いはあリますが、このまま年明け、或いは食べきるまで発酵させる家庭がありますが、我が家では、秋口から冬前までに水洗し天日干して発酵をなるべく止めます。再度粗塩を添加して保存モードにします。深漬かりが好きな家庭は少々香りがキツくなっても美味しいと思われているようですがほどほどが丁度良いですよね。
勿体ないような気がしますが、酵母入りの塩水は庭に繁殖中のドクダミに散布しました。そして、一本一本井戸水で洗い流してから梅ザル(梅干し干し用のザル)に並べて天日干ししました。
重ならないように並べるべきですが、梅ザルが1枚しか有りませんので仕方なく重ね干しです。黄色い個体は葉に隠れていた地這いキュウリです。立ちキュウリは、しっかりと太陽光で濃い緑になりました。
朝から天日干しして夕方になり、容器に並べて入れます。なるべく隙間無く円を描くように並べました。
その後、粗塩を追加します。約2kg程追加しました。画像を撮り忘れましたが、翌々日までには、水がキュウリの上面まで出てきて空気を遮断しましたので一安心です。
今回の画像では、約120本のキュウリの古漬けが出来上がりました。あと一つの容器も同様の作業をしましたが、約130本ほど出来ていました。来夏まで十分持ちそうです。来年の古漬け作りがまた楽しみです。
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