5月の中旬からナスの苗をホームセンターで7本追加購入しながら育ててきました。各苗に同じ分量の追肥を行ってきましたが、1本のみ、葉が巨大になり茎も極太に、そして花は咲いても実が落ちる現象、樹ぼけナスになりました。
樹ぼけナス
現在、長ナス接ぎ木2本、長ナス実生1本、千両ナス実生1本、とろける細っこナス実生2本、米ナス実生1本の合計7本育てています。
配置は、上記の順番で北側から約1mの間隔で植えました。当初の追肥は、畝の上部で苗と苗の中間に乾燥鶏糞を使用していました。それから、畝の方部や通路にしている畝の谷部分の溝部分に乾燥鶏糞を使用していました。7月に入り元の場所に戻り、牛糞を使用してきました。
樹ぼけナスの症状
葉が巨大になり茎が極太になる、花は咲いても実が大きくなる前に落果してしまう現象の事です。
ナスは水と養分をよく吸い葉や茎を成長しながら花が咲き実を付けますが、条件次第で成長だけに傾いてしまう場合がこの現象ですね。
生り物は、若干のストレスにより子孫を残そうとして実る訳ですので、多少の危機感が無いと実付きが悪くなります。
樹ぼけナスになっていない葉と比べ2倍から2.5倍ある巨大な米ナスの葉です。
ニジュウヤホシテントウに葉の表面を食べられてしまっています。
樹ぼけナスの原因と対処
一般的に、栄養過多(肥料過多)と言われています。
しかし、米ナスは一番端ですので、両側からの養分が無いため肥料としては他の苗より少ないはずですが、樹ぼけになってしまいました。
ただ、他の苗と違うのは、葉欠きをしなかったことです。植えた当初から茎が太くて立派だったため、どれだけ大きくなるかと興味本位で、葉が生い茂る状態にしていたのが主因のようです。
全体的な追肥量は良しとして、巨大になった葉を下から4枚だけ欠きました。
数日後に3から4枚欠いて様子を見ることにします。
これでも、回復しないときの対策は、根を切ることですが、どうなることか。
追肥の量の目安は花を見る
化学肥料を使用していないですので、水まきと少々の養分過多は問題に成らないと思います。
花を見て頂ければ、解ると思います。雌しべを囲むように雄しべがありますが、雄しべより雌しべが飛び出しているのが、養分が充分補給されている目安になります。
上の画像は、長なすの花です。雌しべが雄しべより短いか同じくらいだと、栄養不足となります。
1ヶ所から2本の花が出る場合は茎の細い方の花を摘花して、葉が重なり合うのや重なる枝をなるべく避けるのが良いですね。
幹を育てる時点では、実を付けた後、小さめで収穫した方が幹が育ちやすいです。
米ナス以外のナスは、これから収穫期を迎えます。特にとろける細っこナスの収穫が楽しみです。
コメント
まあこちゃんのお顔の大きさと比べても結構大きくなるんですね(^^;
このような症状があったとは・・・
手のひらぐらいが普通ですが、巨大化してしまいましたね。
人間でも一緒ですが、環境が緩すぎるのは、良いことだらけには成らないんですね。