連日の暑さに体が少しづつ慣れてきましたが、危険な高温には違いありません。今週末には気温が下がる予報が出ていますのでもう少しの辛抱ですね。4月末に昨年収穫せずに最後まで実らせておいた夕顔の種を蒔き畑の端に定植しました。その苗から長梅雨を乗り越えて大きくなり干瓢にするサイズになりましたので干瓢剥きかんなで剥きました。
夕顔の実
長い梅雨に耐えながら成長し続けてやっとお盆休み明けに剥くことが可能な大きさまで育ちました。
当地では、夕顔の実を剥いて天日干しして乾燥させ、長期保存可能な状態にして年末などの料理に使用しています。いわゆる干瓢剥きと言いますが、夕顔の実を剥いて乾燥した状態が干瓢ですので、剥く前や作業中はまだ干瓢とは言えませんがあしからず。
直径約30cmに育ちました。今回は、昨年定植した畑から遠い場所で通路にしている防草シートと畑の境目に植えまして、防草シートの上に這わせました。茎は葉があるため高熱になる防草シート上でも耐えられますが、実は耐えきれないと思い二条大麦のわらを敷きました。
干瓢(かんぴょう)剥き
早朝のまだ薄暗い午前4時半頃起床して、シートや籠、包丁、干瓢剥きカンナを準備して、4時50分ごろ夕顔の実を1個収穫して、干瓢剥き作業の開始です。
生産農家では、外側から剥く機械で作業しますが、自家製の場合は内側から剥く干瓢カンナを使用します。
干瓢カンナの刃の幅(約30mm)に合わせて輪切りにしますが、これがまた上手に出来ない。幅が広い部分と狭い部分が出来てしまいます。それだけならまだ良いですが、輪にならず切れてしまいます。
上部と底部は使えません。途中の一番良い部分で失敗、輪にならずに途切れてしまいました。皮が固くなると包丁が行きたいところに行ってしまい修正が難しいです。それに早朝でもあり頭と体が起きていないのが原因と自分を慰める。
輪切りにした夕顔の実を種の近くの柔らかい部分をくりぬきます。柔らかいとびちゃっと潰れて干瓢剥きカンナで剥くのが困難です。これぞまさしく刃が立たないですね。
いわゆるワタの部分ですが、子供の頃は味噌汁に入れて食べました。
今回は、畑の肥やしにします。
剥くのが可能な輪は4枚になってしまいました。
干瓢剥きカンナはこんな感じの物です。
以前は木製の台に鉄の刃が付いていましたが、最近は化学樹脂製いわゆるプラスチックの台にステンレス製の刃が付いています。
町の金物屋さんで未だに販売されています。それだけ自家製の干瓢が生産されている証ですね。
右手で輪の内側に干瓢剥きカンナを当てて左手で実を回します。幅が広すぎて途中で回すのが辛くなる。一旦干瓢カンナを外して薄く削ぎ取りました。今回は失態続きです。
全体的に少ないし短いのが沢山出来てしまいました。
素早くパイプに干します。晴れていてそよ風が吹くくらいの日が理想です。今日は暑さは昨日並の予報が出ていますが風が吹かないと乾燥に影響してしまい、カビが発生する可能性が大きいです。
理想的な長さの物は7本程度となんとも寂しい結果になってしまいました。端の方や剥き始めなどは切れて短くなるのは当然ですが、それにしても今回は失敗の連続です。
販売や贈答用では無く、自家消費用ですので長くなくても良しとします。どのみちカットして食べるんですからね。
下の方が張り付いてしまうため2時間程度の間隔で剥がしてあげます。昼過ぎに熱で焼けてパイプに張り付いてしまわないように裏返しにします。
一晩放置して翌日の夕方まで干して完了になります。
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