息子が茨城県南部の海岸で釣ってきたヒラツメガニを唐揚げと味噌汁にして食べました。
ヒラツメガニ
ヒラツメガニはマルガニやHガニなど呼び方は地方により色々あるようですね。甲羅や爪などはズワイガニなどと比較して柔らかいので身と一緒に食べられますよね。
主に日本海側で水揚げされているようですが、太平洋側でも釣ることが出来ます。いわゆる旬は夏場とされますが、10月から11月頃の産卵期の卵である内子が美味しい季節になります。海水温が高いせいか12月に入ってもまだ卵を持っているヒラツメガニが釣れました。
釣り上げたのは息子です。仕事から帰ってきて夕方に茨城の南部の海岸に行き、砂浜から投げ竿でカニ網にアジの切り身を付けて投げ入れて釣るやり方です。
カニ網は、釣具店にて購入できます。釣り糸などと同じ材質の網に魚の切り身を縛り付けるたこ糸と重りが付いています。網の中の魚の切り身を手に入れたくて集まるかにのハサミを網に絡ませて釣り上げる漁法です。
通常のヒラメなどの投げ釣りだと100m前後に届きますが、網の空気抵抗で遠くまで届きません。20mから30m程度が限度か。引き潮時に流す方が遠くまで届きますね。
寒い中、休日前もあり釣り人も結構ういたそうです。1.5時間ほどで、手のひらサイズが最大で小さい個体も合わせて約50ハイ釣り上げました。
手で触れるとまだ動きます。密集しても丈夫ですね。
息子は12月中に再チャレンジするそうですが、毎回同じようには釣れるはずが無いと思う。
ヒラツメガニの唐揚げ
定番の唐揚げを作りました。
水道水で洗ってから水気を取り、包丁で二分割にして、小麦粉をまぶします。
フライパンにサラダ油をいれ、加熱する前にヒラツメガニを投入して、弱火で15分ほど加温して最後に強火で1分コンガリさせると釣り人に聞いてきたと息子が言う。フライパンが小さいため2度に分けてあげます。
釣り仲間レシピ通りに、加熱前に小麦粉をまぶしたヒラツメガニを投入して加熱しましたが、強火のままで5分ほど加熱して気づきました。
フライパンが小さくて1度に揚げれられ無いため、分けたのが功を奏した。再チャレンジしました。
サラダ油が少なくなってしまったので、追加して冷めるのを待つ、そして小麦粉をまぶしたヒラツメガニをフライパンに投入して弱火で15分ほど加熱後強火で1分揚げました。
唐揚げ調理中に脇からつまみ食いされてしまい、仕上がりはこんなに少なくまりました。昨日は孫娘が来ていたので競争率が激しかった。
前半と後半では、前半に揚げた方が身がしっとりして柔らかくて甲羅や爪もカリッとしていて、後半の釣り人レシピより美味しかったと全員の意見でした。後半の唐揚げは、カリッとしてとて甲羅や爪は食べやすかったが身のしっとり感が薄れたように思えた。
災い転じてでしょかね。人それぞれ好みが異なるため標準仕様が一番良いとは限らない典型例だね。
ヒラツメガニの味噌汁
水道水で洗って水気を取ったヒラツメガニを丸ごと常温の水を入れた鍋に投入して、一煮立ちさせてから中弱火で10分ほど煮込みました。
最後に味噌を適量溶かして完成です。
甲羅のHマークがくっきりと浮かび上がりまさにHガニですね。
今回の最大級、手のひらサイズですが、濃厚な味は小さくてもミソがたっぷり入っている証ですね。ワタリガニの味噌汁に匹敵、或いはそれ以上か。何れのカニにしても冷凍にしたカニとは全く風味が違いますね。
ミソたっぷりに感動していると次なる感動、卵が見えてきました。雌のカニと雄のカニの大きさが同じなんですね。ズワイの雌ガニは雄よりもかなり小さいですが、ヒラツメガニはほぼ同じなんですね。
その後から、バトル勃発雌ガニの争奪戦になりましたので、あっという間に肝心の味噌汁を残しにカニが無くなりました。
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