先日、認知症が進行中の父親に和室の雪見障子の動きが悪かったようで、スライドする摺動部に張ってある敷居滑りを剥がそうとしてハサミではぎ取ろうして枠が破壊寸前まで痛めつけられてしまいました。
雪見障子を外して、摺動部に残った両面テープを綺麗に剥がして、障子紙を張り替えました。
認知症進行中の父親に破壊される寸前の雪見障子
脳梗塞により失語症になってしまい、会話が成立しない状態が続いていますが、加齢と共に認知症も少しずつ進行しているようです。
先日、ガタゴトと音を立て何か悪さをしている様子、仕舞いにはバタンバタンと大きな音になる。近づいて確認すると、雪見障子の動きが悪くなったようで、スライドする摺動部に敷居滑りが貼り付けてある一部が剥がれてしまい、上手くスライドしなくなったようです。
その敷居滑りを剥がそうとして、指で剥がそうとしたが剥がれず、ハサミではぎ取ろうしている最中でした。外れるはずが無いのは通常の大人なら分かりそうな物だが、全く理解できないようだった。
雪見障子のスライドする障子を外してから敷居滑りを剥がす。これが正解だ。
元宮大工だがまるでキャリアが生かされない。

2020/11/18雪見障子を破壊寸前1

2020/11/18雪見障子を破壊寸前2
ハサミをてこにしてしまい、支点になった枠が凸凹になってしまいました。ハサミの取っ手が割れるほどの力を込めたらしい。
ここまで、脳内の歯車がズレるとあきれて怒る気にもなれないね。
枠に着いた両面テープの残骸を綺麗に剥がして、一先ず動くようになったので一応良しとする。もう余計なことはしないように促したが、全く聞く耳は持ってないようだった。拘束するわけにいかず四六時中見張っているのも現実的では無い、この先父親に家中を破壊されるリスクが高い、不安がいっぱいだ。
雪見障子のセルフ張り替え 紙と糊は100円ショップで購入
障子紙が黄ばみ始め、穴も空き始めた頃でもあるし、張り替えることにしました。
前回同室の障子を4枚張り替えたときは、ホームセンターで購入しましたが、今期は、2枚だけなので100円ショップで180cmの障子紙を2枚だけ購入すれば良いと思いました。
ホームセンターの障子紙は4枚セットで1,000円から1,500円程度ですが、100円ショップの障子紙は1枚で110円ですので、安さに惹かれる。糊の価格はほぼ同じだった。
しかし乍ら、その作戦は少々裏目に出る。
糊を付けて張り始めて愚かさに気づく、紙は糊の水分で柔らかくなり少しのずれを修正しようとすると切れてしまう。前回とても上手く張れたのは、プラ系の紙だったんです。水分を含んでも切れないし、強く引っ張っても全く問題無かった。それに、今回はシワが出る。素人向けでは無いのは歴然としている。

2020/11/18雪見障子のスライド部分にある金物
スライドする片側に、バネ状の金物が有り抜け留めと摺動部に抵抗を与えて途中でもとどまる仕組みですね。外すときは、障子の桟を指で押さえて横向きに金物の方向に押しながら反対側を枠外にずらせば外れます。

2020/11/18雪見障子のセルフ張り替え
室内で作業をすると端材で散らかると思い、屋外の濡れ縁で作業をしました。
11月中旬ですが、夏日になり直射日光を受けながらの作業はとても辛い。
霧吹きで湿らせませんでしたが、糊が乾くと案外見た目が良くなりました。
近くで見るとプロならお金を請求できる仕上がりではありません。

2020/11/18雪見障子のセルフ張り替え前
上の画像は、張り替え前です。
下の画像は、張り替え後です。

2020/11/18雪見障子のセルフ張り替え後
黄ばんだ障子紙が真っ白な障子紙に張り変わると、明るくなってとても気分が良いですね。
この他に、障子が8枚有るので次回はホームセンターでプラ系の紙を購入して張り替えようと思います。
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