昨日は、薄い雲の覆われたが時々指す日差しと湿気が多い日でしたね。装置入れ替えのための配線調査を依頼され某生産工場の機械室一日作業をしてきました。
装置入れ替えのための配線調査
某生産工場の装置を入れ替えにあたり、新装置はバージョンアップしたタイプですので取り合いが変わり、そもそも現状の配線が把握されていないと言われ、切り替え時にマッチングしなければ作業量が計り知れない事態に陥ってしまうとのことで配線調査を依頼されました。
装置単独で稼働していないため親となる制御盤との取り合いを全部把握しなければなりません。
新装置は当然旧バージョンと異なりそのまま配線番号を流用できません。
土曜日の休日に調査をすることになり現場にて指定時刻から開始しました。しかし、実際に生産稼働はしていませんでしたが、装置自体は単独稼働中しかも制御盤はその装置だけをコントロールしているわけでは無く電源をオフ不可でした。
危険極まりないですね。一部上場の企業などでは活線作業は勿論のこと活線近接作業も絶対に禁止されてます。
それが当たり前ですが、この方達は関係ないんですね。「気をつけて作業して下さい」だって。
暑い日ですので当然汗をかきますよね。汗は塩分があり感電リスクが非常に高まります。
そうは言うものの、在職中は危険を顧みず活線近接作業禁止と言われながらも、こっそり配線の確認などを行っていましたからね。
気をつけながら、配線調査を開始しました。
装置の制御ケーブルの芯数とマークチューブ(配線個別番号)をスケッチ(メモ)して、制御盤側の同じケーブルとマークチューブ番号を探すが見つからない。
仕方なく、装置側から配管経路をたどりながら調査すると途中で違うケーフルと繋いでありました。言語道断の作業をしていますね。
短くて届かないときはやむなく同じケーブルを繋ぐ事はあり得ますが、違うケーブルは御法度ですよ。
そこで、せめてもの救いは繋いだところに、マークチューブ番号を入れてあり装置と制御盤の番号違いの取り合いが把握できました。
番号が分かれが、後は簡単です。制御盤側の図面と照らし合わせ、ケーブルと番号を確認できました。
最後は、スケッチした乱筆で見えづらいメモを見やすく、少しは真面目に書き直して、一応これで配線調査は完了となりました。
汗と工場から排出された煤で作業衣が真っ黒けになりました。
装置入れ替え時は、電源を遮断しないと作業は出来ないと言っておいたが、さてそう言う希望は叶えてもらえないと思われ、活線接続を強要されそうです。
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