今回で、那須烏山市の野生の花シリーズ、待宵草の花・タラの木の花・ウドの花を紹介してまいりましたが、最終となります。
旧南那須町の県道222号の道端に咲いているのを発見した中に、クサギも咲いていましたが、途中の神社にも咲いていました。
やや花は旬を過ぎました。
クサギ
クサギ(臭木、Clerodendrum trichotomum)は日当たりのよい原野などによく見られるシソ科の落葉小高木です。
葉に悪臭がある事からこの名が付けられたようですが、いわゆる草臭いだけで悪臭はしていません。
クサギの花
8月頃咲く花は、花びらが萼から長く突き出してその先で開きます。
雄しべ、雌しべはその中からさらに突き出します。
花弁は白、がくははじめ緑色でしだいに赤くなり、甘い香りがあります。
昼間はアゲハチョウ科の大型のチョウが、日が暮れるとスズメガ科の大形の蛾が訪花し、受粉します。
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藪ランの花
おじそう様の脇に、一株ですが、この様な美しい花が咲いていました。
藪ランであれば、ユリ科の常緑多年草、ランの名前がついていますがランの仲間ではないそうです。
8月から10月にかけて、花茎の先端が花穂となって、淡紫色も小さな花をたくさん咲かせます。
葉は細長い線状で、株の根元から多数出ます。
秋には黒紫色の果実が実ります。
林の縁などの藪に成育し、葉がランに似ていることが、名前の由来と言われます。
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