河原野菊(カワラノギク)の花|絶滅危惧種鬼怒川河川敷

今年も、栃木県内河内郡上三川町の鬼怒川河川敷に、カワラノギクが咲きました。日産自動車(株)栃木工場の3kmほど東方向の蓼沼緑地公園(たてぬま)の東の河川敷に行きました。

カワラノギク

カワラノギクは、学名Aster kantoensis Kitam、キク科の多年草で、主に関東地方の、河川の上流または、中流に自生して、玉砂利や砂などがある河川敷の荒れ地に、高さ50センチメートルほどになります。茎の上部でで枝分かれして、葉は線形で、下の方の葉は、開花時期の現在は、枯れています。

RDBカテゴリー(栃木県)
絶滅危惧Ⅱ類(Bランク)
【RDBカテゴリー(環境省)
絶滅危惧ⅠB類

茎は叢生(束生)し高さ 50 cm程度で、葉は線形、長さ 6〜7 cmで上部のものほど小さくなります。
10〜11月、頭花は 3〜4 cm で散房状または円錐状、舌状花は白〜薄紫色で、筒状花は黄色、総苞は 7〜10 mm、総苞片は2列し、冠毛は 6 mmていどです。

カワラノギク1017-10-09up

一昨年までは、地元有志による下草がりなどの、保護活動が盛んに行われていましたが、今年もなぜかわかりませんが、看板は倒れたままで、雑草が生い茂っていました。
保護活動が停止してしまった影響で、たったの2株しか見つかりませんでした。せめて花の周りのアワダシソウなど、厄介植物を引き抜きました。

カワラノギク1017-10-09

カワラノギク1017-10-09

この場所は、来年絶滅しているかもしれませんね。

 

 

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