退職送別会

通常は、退職時または、在職中に送別会を開催するでしょうが、元社長の都合でスケジュールが合わず、退職後に送別会を開いて頂きました。

送別会

33年3ヶ月の、一杯詰まった仕事人生の思い出を、差しつ差されつの、宴の中で花が咲きました。

この店舗は、50名以上の宴会席があり、10名規模の個室が8室、テーブル席、寿司カウンターなど、割と規模の大きい割烹料理店です。
今から30年程前、電気設計と施工、管理を施主から直接依頼されまして(通常は建設会社が一括受け)、僕が配線設計して、協力会社に外注作業依頼して、施工管理をしました。

工事中は、楽しかったですね、目まぐるしく変更されるレイアウトに伴い配線設計変更、それに対応するべく毎週昼前に施工業者や設計会社、施主との定例打合せ会、昼前というのが素晴らしくいいです。
当然新築ですが、道を隔てて旧店舗があり、そこの宴会場で定例打合せ会を開催されます。毎回豪華な昼食を頂きました。
最高額の料理は、一人前2500円の海鮮御膳これは自腹では食べられない料理でした。(その日は施主が不在だったのを良いことに、厨房に注文しました。)

当時は、手書きの図面A1サイズの間取りの二次原紙にドラフターで手書きの青焼き図面、変更があると消しゴムで消して書き直す。なんとも現在のCAD図面と比較すると手間暇がかかり長閑で、楽しかったですね。

そんな、思い出話をしながら、次々とコース料理が運ばれてきます。ウナギの白焼き、松茸の土瓶蒸し、松茸の炭焼き、松茸と鮭の和紙包み焼き、金目鯛の刺身、キノコ類の天ぷら、あと豪華そうな小鉢に一杯入っていましたが、全く興味なしで良く覚えていません。

良い部屋を予約してくれたのは、大変ありがたかったのですが、茶室風にしたのか?入り口の戸が、胸の高さぐらいの極端に低い、最初は気をつけていましたが、宴が進むにつれトイレが近くなる、もうお解りと思いますが、ヘルメットをかぶらないと危険ですよね。
こう言う造りは、宴で使用するのは不向きです。店主によると結納式などの利用を想定したと言っていました。どうりで金ピカ色の屏風があったわけです。

最後に、握り寿司が出てきましたが、普段から大食いしてないのですでに、豪華料理に箸を付けないで飲むだけになってしまい、食べられません。帰りに持ち帰る予定で、更に飲みます。

楽しい宴も何時までもやっているわけには行きませんね。

長い間お世話になった旧社長に深い感謝を述べさせて頂いてお開きとなりました。

残りの料理を店から貰ったパックと紙袋に詰めて帰ろうとすると、奥さんにとにぎり寿司をお土産に頂いてしまいました。

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