庭にドクダミの花が咲きました。白い可憐な花は、癒されますよね。しかし放置するとどんどん増えてしまい、抜き取ろうとするとあの独特の香りがして嫌がれれます。しかし毒はありません。
名前の由来
ドクダミの生の葉は、全草に特有の臭気があるために、なにかの毒が入っているのではと、ドクダメ(毒溜め)と呼ばれるようになり、これからドクダミになったといわれています。ドクダミには毒があるわけではなく薬効があります。
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乾燥処理
最近あまり見かけなくなりましたが当地では、開花時期のドクダミを根を含め採取し、北側や西側の軒下の半日陰で完全に乾燥していました。
ドクダミの、花部分には有効成分のイソクエルシトリンが多く含まれています。
飲む前に、軽く炒ると香ばしくなり美味しくなりますが、長時間炒ったり煮出したりするとタール質が抽出される場合があるので注意が必要です。
効能
化膿性の腫れ物には、新鮮な葉を水洗いし、新聞紙等に包んで火に焙り、柔らかくなったら、腫れ物の大きさに折って、絆創膏で止めておくと、膿を吸い出し、腫れが引きます。
利尿、便通及び高血圧予防には、乾燥させたドクダミを煎じてドクダミ茶にしてを飲みましょう。
便通を整え、クエルチトリン、イソクエルチトリンの作用によって、緩下作用、利尿作用、血圧を降下する効果があります。
服用時、体が冷えている時や体調の悪い場合には飲用を控えた方が良いそうです。
生のドクダミ葉には葉の臭いの、デカノイルアセトアルデヒドやラウリールアルデヒドが含まれていて、これは、乾燥すると成分が変化をして無臭になります。
この臭いの成分には強い抗菌性や抗かび性がありますので、生の葉を水虫の患部にすり込めば水虫菌の発育を阻止して、効き目があるとされています。
ドクダミには、イソクエルシトリンが血圧を下げ、デカノイルアセトアルデヒドが殺菌作用が蓄膿症を改善、利尿作用で便秘が改善、フラボン成分は細胞組織を保護、血液循環を良くして、神経痛を改善、動脈硬化、高血圧、アトピーなどに効果があるとされています。
ドクダミを青汁にして飲用すれば、葉緑素(クロロフィル)とデカノイルアセトアルデヒドが、成分が損なわれずに済むため、胃痛、十二指腸潰瘍にも効果があるとされています。
あとがき
こんなに良い物を、ドクダミという名前で毒があると勘違いして、あの独特の香りに惑わされないで、立派な健康食品として、扱われることを願います。
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