今年は、5月中から真夏日になる異常な天気が続きました。そして、植木の松の芽が例年より早く延びました。
例年、松の芽欠きは、梅雨の合間の6月の中旬以降に行っておりましたが、今年は梅雨入り前の暑さが酷くない、この時期に行いました。
黒松の芽欠き
2本ある黒松は、6尺(1800mm)の脚立で作業するのが限界の高さで、高齢者の仲間入りをした現在では、高所作業には非常に気を遣います。
午前八時前から作業を開始しました。
一つの枝先に、5本程度の新芽が出ています。
通常2または3本程度の新芽を残して、下向きの新芽や後ろ向きの新芽など、他の枝との兼ね合いを見て、その他の不要と思われる新芽を手で折ります。
黒松の古い葉は、手や手首に刺さり、湿疹したかのように赤くなりチクチクと痛くなりますね。
また松ヤニでベタベタになります。ゴムコーティングなどを施した手袋などを利用しますが、長袖を着用しても手首が露出してしまいます。
そこで、ガムテープや紙テープ・養生テープなどの粘着テープを手袋と長袖作業衣の上から粘着テープを巻いて松の葉が刺さるのを防止しています。
黒松1本あたりの作業時間は、約1時間しか掛かりませんでした。秋の選定作業と違い、深く考える必要が無く、長い新芽などをひたすら折るだけで、一番小さな上向きの新芽だけを残す作業は、剪定作業の3分の一位の時間です。
夏用の作業衣を着てしまったのが間違いでした。薄い作業衣は松の葉が刺さり、湿疹したかのようです。
松の芽欠きの時期が早すぎると、折角作業してもまた伸びてくるので、時期の見極めは重要です。
五葉の松の芽欠き
水分補給の休憩後、五葉の松の芽欠きをしました。
通常の松の葉は2本ですが、五葉の松は五葉というくらいで、5本の葉が付いています。
五葉の松は、新芽が柔らかく柔軟性があり、黒松のように指で折るのが難しいために、ハサミでカットしました。
黒松と異なり極端には伸びていませんが、ハサミを使い剪定を兼ねて、ひたすらカットしました。
しかし、凄い数の毛虫がいるではありませんか、よく観察すると、出たばかりの先端の新芽中の新芽を食べて丸々と太っていました。体色は背中が薄茶色で腹部は枝の色に合わせた灰色をしています。
この毛虫が、この時点で刺すことを知らなかったので、むやみにハサミでカットして駆除しないで、手袋をはめた指で摘まみ茂みに投げました。少なくても20匹はいました。
そして、1時間を過ぎた頃、最終盤に下の枝の作業中、上から落ちてきた毛虫が襟にあたり、次の瞬間チクリとあまり痛くない感じで刺されたような気になりました。
一応刺されたと思い、水洗いした後、虫刺され用の軟膏を塗りましたが、約10分後、刺されたと思われる周りに発疹が2つ3つとみるみるうちに増え、刺されたと思われる中心部が、盛り上がったように硬く腫れ上がりました。
痛さはさほどではありませんが、痒みを伴うため、どうしても触って確認する度に、撫でるようにしても痒さを呼び戻してしまいます。
3日後の現在、痒みがまだ残り盛り上がってラズベリーの実の表面の如く凸凹になっています。
この後4から5日すれば自然治癒することでしょう。
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