夏も終わり、大地の恵みが店頭並ぶ季節となりました。しかし、ぶどうの季節は終わりを迎える時期になりましたね。そんな中、友人の経営するぶどう園が、体育の日の三連休をもって今年の販売を終了すると言う事になるようで、最後なので、売れ残りの品種を、無料で差し上げるとのことで、取りに来ないかとの誘いがありまして、行って頂いてきました。
マスカットべリーA
巨峰は、まだ一並び分残っているとのことでしたが、色づきが悪く巨峰独特の黒色にならなく、やや赤みがかった紫色になり、とても売り物にならないと言い、肥やしにするとのことでした。勿体ないね。と言いながら貰ってこなかったんです。
貰ってきたのは、マスカットベリーAと言う種類で、かつては、スーパーマーケット等に多く並んだようですが、最近あまり見かけなくなりましたね。
見かけなくなっても、伐採しない限り、販売は出来る分けでして、コアなファンは居るそうです。
大きな篭に、用意していて頂いておりました。
自宅に戻り、ヘルスメーターで軽重すると6.6kgもありました。
貰っておいて、通常販売価格を伺うのも失礼と思いましたが、尋ねると、少し前までは、1kgあたり750円で販売していたとのことでした。
(何でも知りたくなる性格は困り者です。)
完熟になりすぎ、触るとぽろぽろと実がこぼれ落ちる状態でした。
これじゃ販売したらクレームが来ますね。(だから売らないのですと言う)
スカット・ベリーAとは
アメリカぶどうのラブルスカ種「ベーリー」にヨーロッパぶどうのヴィニフェラ種「マスカット・ハンブルグ」を交配して、作った黒ぶどうだそうです。
色は、黒ぶどうというくらいで、真っ黒で、皮は硬くて食べられませんでした。
中身は、黄緑色で、糖度が強くやや酸味も少々有りました。
それに、水分が多く含まれていて、いわゆる瑞々しいぶどうです。
水分が多いと言う事は、ぶどうジュースやワイン造りに適していると言っていました。
国内生産のワインでは、多く用いられている品種だそうです。
ぶどうジュース製造
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房から一個ずつ外し、踏みつけ中
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グレープジュースの色
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友人のレシピ
友人の言う通り、水洗はしないで、付着したゴミを払う程度で、ビニールの袋に房から実を外して、皮ごと手で袋の中で押しつぶす。
水洗すると、雑菌が入りカビが発生してしまうとのことでした。
つぶし終わったら、更に床に置き、素足で踏みつぶす。
総重量の10パーセント相当の砂糖を、投入して良くかき混ぜて、更に素足で踏みつける。
足裏の感覚がとても気持ちが良かったです。(やみつきになるほど)
散々踏みつけた後、黒ぶどうらしく、濃い色の皮から色素が出て、早くもグレープジュースの色が出ました。
奇麗な、漬け物桶に収納して、余分な空気を逃がし、袋の口元を軽く絞り、蓋をして暫し様子を見る。
味見をしながら、時が来たら、さらしで作った袋で濾過をして、ペットボトルに詰め替える。
加工前に試食したので、5.4kgしかジュースは出来ませんでした。
今後、毎日の味見が、楽しみです。
(ワインではありはありません。あくまでもぶどうジュースです)
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