ご汁で温まる|栃木県の郷土料理

寒くなり、暖かも食べ物が恋しくなりますね。先日、生産農家の収穫後の大豆畑にて、拾った大豆を一晩冷やして栃木県の郷土料理のご汁を作って食べました。

ご汁

最近は、ご近所でも作らなくなってしまいましたが、この季節ならではの、昔懐かしい味に心も体も温まることが出来ました。

大豆を一晩水に晒す

調理法は至って簡単です。乾燥して堅くなった大豆を、一晩、ボールに水を多めに入れて柔らかく膨らまします。

通常は、拾ったその日の晩に、水に晒して翌晩に調理して頂きますが、今回は暫く放置してしまったせいか、戻りが遅かったようで、やや堅さが残っている状態で頂くことになりました。

畑で拾った大豆を水に晒す

すり鉢を使わず、みじん切り

通常は、すり鉢で粗く潰します。ミキサー等で行うと極めが細かすぎて個人的には好きじゃ有りません。パック入りの豆乳と変わらなく味気ない気がするのです。今回は、更に粗くするために、包丁でみじん切りにしてみました。

畑で拾った大豆を水に晒しみじん切り

味噌仕立ての鍋物と同様

具材は、この季節には良く目にする新巻鮭の切り身と白菜・椎茸など一般的に石狩鍋や味噌仕立ての鍋料理と同じで、今年採れ立ての大豆をすり鉢で潰して豆乳を投入するだけなんです。
自家栽培の白菜・ネギと先日お歳暮に頂いた新巻鮭の切り身を、ボイルして豆乳と投入して、味噌をお好みで適量入れて完成です。

畑で拾った大豆でご汁

豆乳を多く投入し過ぎたか、白さで具材が見えませんが、食べれば粗くした大豆の粒の食感が、いかにもご汁って感じで美味しいですね。これをパック入りの豆乳で代用すると大豆の本来のいわゆる大豆の風味(大豆臭さ)が無く物足りなさを感じてしまいます。

あとがき

みじん切りにして、大豆を咬むことにより食感を楽しみ、アクセントがありとても良かったのですが、乳化して泡立つ感じがなくさっぱりし過ぎて若干物足りませんでした。
解消するには、すり鉢によるすり潰しとみじん切りの合わせにすると丁度良いのかもしてません。
次回はあわせで挑戦したいと思います。

大豆と具材さえそろえば、何もこの時期に頂かなくともと言われそうですが、秋の収穫の採れ立ての大豆とお歳暮などで入手する新巻鮭のコラボレーションにより季節感を味わえること、今しか出来ない恵みを堪能し感謝する。

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