夕顔の実(ふくべ干瓢のもと)|収穫(干瓢剥き)

前回7月6日に紹介した、夕顔の実(ふくべ干瓢のもと)ですが、長い間天候不順のため、加工(干瓢剥き)が出来ずに、今頃になってしまいました。
晴天の日の早朝に、剥かないと天日干しをしても、乾ききらずにカビますので、作業日の選択が難しいです。

干瓢剥き(かんぴょうむき)

本来加工して、乾燥させたものを、干瓢と言うべきですが、当地では剥く前から干瓢と呼んでいますので、干瓢と表現します。

朝、薄暗い時間から、ビニールシートや新聞紙、包丁、干瓢剥きカンナ、ザルを用意して、畑から、夕顔の実(ふくべ)を、収穫しました。

夕顔の実(ふくべ)2017-08-09

実が付いてから34日が経過して、直径40センチメートル近い大きさに、2本の草から各一個合計2個育ちました。
通常は、1本の草から7個~10個程度実を付けますが、余計な事をされたので、結果2個生りました。
麦ワラを敷いてありましたが、長い雨に祟られ、土に埋もれて夕顔の実には多少の泥土が付着しています。

加工作業

まずは、泥を落として、新聞紙の上で、包丁で幅3~4センチメートルの輪切りにします。
この作業が、今回の作業で一番危険です。
皮が硬化して、包丁が中々切れ込みません。
先を使い突き刺すようにして、切っ掛けを作りなるべく同じ厚みに成るようにカットします。
理屈通りにゆきません、歪な実と硬化した皮は滑り安く、指を切りそうでひやひやしながら、何とかカットしました。

夕顔の実(ふくべ)輪切り2017-08-09

輪切りにして、やな予感がよぎりました、中綿がふわふわし過ぎです、それに種(中綿の間に見える)が完全に堅くなり、来年作付けに使えそうな、硬さに成長していました。

子供の頃祖母が剥いていた時は、種は若く包丁でカットする時に一緒に切れるぐらいの柔らかい種でした。

要するに、時を逸したようです、スイカの収穫は1ヶ月程度なので、安心していましたが、10日程度過ぎていたようです。

包丁で中綿をくり抜き、干瓢剥きカンナで剥きますが、カンナを当ててやな予感的中で全く帯状に剥けません。

繊維が、堅くて歯が立たない状態、皮の付近まで、包丁でそぎ取り再挑戦するも、全く歯が立たない、誠に残念です。

夕顔の実(ふくべ)とカンナ2017-08-09

右手の人差し指と中指の2本でカンナを押さえ、親指と薬指、小指で輪切りの実を支えます。

左手で、画像の左方向(前方向)にずらして帯状の干瓢に加工します。

しかし、剥けません。残念ですが剥けません。

夕顔の実(ふくべ)剥き終わり2017-08-09

それでも、悔し紛れに、ほんの少しだけ剥きました。
哀れですが、一定のデータは収集できたと思います。

通常であれば中綿も、味噌汁に入れた食べますが、完熟の実は中綿も食べるには、時期を逸しているようです。

残骸は生ゴミファームに還元しました。

竹竿に素麺の如く、風に揺れる帯状の干瓢を、ご覧頂けると信じ、此処まで来ましたが、残念でした。

来年が更に楽しくなりそうです。失敗しないで成功したら楽しみが半減します。
Berry positive失敗を楽しむアホさ加減呆れた爺)

まとめ

収穫数がある程度多ければ、順次加工して頃合いを計ることが可能でしたが、2個では試験剥きをする勇気も出ませんでした。
それと荒天による作業日の遅れなどが重なり、結果はまともな干瓢が作れませんでした。

来年に繋げるデータとしては、複数個育てる・20日程度で試験剥きをする、これらを来年に生かし、再挑戦したいと思います。

採れた種は、乾燥させ来年まで保管して、苗を購入しないで、種から育てようと思います。

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