大豆紅葉始まる|もうすぐ収穫時期

秋雨の冷たい雨の合間に、何時ものように田んぼの畦道を散歩していると、草紅葉が始まりつつあり、休耕田に転作奨励で、大豆が栽培され、里山の紅葉に先駆け、大豆の葉の紅葉が始まっていました、秋なんですね。

大豆

大豆(ダイズ)学名は、Glycine max、マメ科の一年草で、完熟種子は主に搾油の原料となり、脱脂後の絞り粕(大豆粕)は飼料として利用されています。未成熟の種子を枝豆と呼びます。
大豆種子には苦み成分であるサポニン (Saponin) (ダイズサポニン)が多く含まれ、人類の主食にまではなっていませんが、植物の中では唯一肉に匹敵するだけのタンパク質を含有する特徴から、近年の世界的な健康志向の中で「ミラクルフード」として脚光を浴びています。

大豆の紅葉

夏の間は、枝豆としてお摘まみに食卓に上った、若い大豆も今は紅葉が始まり、立派に成長し堅く大きく育ちました。

1大豆紅葉2017-10

草紅葉と言えば、田んぼの畦道や、河川敷に生える稲科の植物が目立ちますが、大豆の葉も紅葉します。
これだけ群生すると、見応えがあります。

2大豆紅葉2017-10

やや撮影時期が早いですが、もう少し時間が過ぎると、緑色の葉が完全に黄金色に変色します。

ご汁(大豆の味噌汁)

紅葉が終わり、落葉後に収穫し、乾燥させて出荷しますが、採れ立ての大豆を、乾燥前にすり鉢ですり潰し(粗く)、味噌汁に入れて食べるととても美味しいです。
当地では、ご汁(ごじる)と言い昔は郷土料理として収穫に合わせ各家庭で調理されていましたが、最近は無くなりつつあります。

豆乳味噌汁に雰囲気は似ていますが、粗挽きの大豆と少し雰囲気が違います。独特の採れ立ての青臭い大豆の香りがたまらなく美味しいですが、独特の香りには賛否あります。

乾燥したものや年を越すと風味が変わり、味わえなくなります、年に一度しか味わえない、美味しい郷土料理の季節が訪れます。

無料落ち大豆拾い

農家の収穫は機械で収穫します。以前の性能がそれ程良くない時代は、こぼれた大豆がとても多く、敢えて農家の方は拾い集めないので、近所の方達が、「落ち穂拾い」ならぬ「落ち大豆拾い」をする光景が見られましたが、最近は機械の性能が向上して、多くは落ちなくなりました。しかし、完全には防止できないため、少量ですが拾い集めることが出来ます。収穫後が楽しみです。

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