早朝に鉄平石の石畳の隙間からわずかに水が染み出ているのを発見し、全く使用していない状態で水道のメータが回っているため漏水と判断しました。朝刊も読まずに近所迷惑を顧みず斫りノミとハンマーでモルタルを斫り砂や土を手ですくうようにして地道に掘り続け、漏水修理をセルフでしました。
埋設水道管セルフメンテナンス
今の季節は、明るくなるのが早いため毎朝午前4時半頃起床して畑の見回りをし郵便受けに配達された新聞を取り、ゆっくりと読むのが日課になっています。しかし、庭に鉄平石の石畳が敷設してありその隙間から僅かですが、水が染み出ていました。前回(2018年)同様、埋設管から漏水していると思った瞬間でした。
水道メーターを覗き込むと、早朝ですのでトイレ以外の水道は使用していないはずですが、わずかに漏れている状態です。水道メーターの動作表示がゆっくりと回るため故意に蛇口をほんの少し開けていなければ漏水と判断できる。
自治体により仕様は変化すると思われますが、黄色矢印が少しもでも漏れているとゆっくりと回ります。
前回は、2018年の月に埋設管から漏水してしまい、その時も暑い日の作業に苦労しました。
ノミとハンマーでモルタルを剥がす
鉄平石の石畳を斫りノミとハンマーでモルタルを剥がしました。午前5時頃からノミを叩く音は近所迷惑だが、その時間帯でも当地は草刈り機の排気音がしているので違和感はさほどない。
水が染み出ている鉄平石から剥がしましたが、何処が破裂した箇所かはその時点では不明なんですよね。ですから、ひたすら鉄平石の石畳を剥がして水の出てくる方向を見極めて砂と土を手ですくうように取り出す作業をひたすら続けました。そして、2時間後の午前7時頃に勢いよく水が出始める。水脈を見つけたがごとく勢いよく水が湧き出てくる。たまり水をすくい取りながらポリチューブの埋設管を露出させるとピンホールがありそこから上水が噴出していました。水が染み出ていた箇所から2mほど掘りました。
しかし、午前7時頃は、家族が起床時間で水は必要ですよね。勢いよく湧き出ている状態で使用するには水が勿体ないです。埋設管のピンホールにフルタオルを巻き付け、粘土混じりの泥を押しつけ被せて、その上に石をのせると染み出る水の量が減り暫くは安心して使える状態になる。
父親に朝食を食べさせ、自分の朝食を済ませてから、作業再開です。
水道のメータの所の止水栓で完全に水を遮断してから、先ほどの石と泥、古タオルを排除しました。
地道に、水と泥を両手ですくうように取りだし、埋設管の下20cm程まで掘りました。
ポリチューブストレート継ぎ手で復旧
前回の漏水で予備用に用意してあったポリチューブストレート継ぎ手を使用しました。ホームセンターで販売されている継ぎ手ではなく業者用のいわゆるプロ仕様です。内部の締め金物がしっかりしていて見た目に安心感があります。隣町の管財商社から仕入れました。
ポリチューブの埋設管をカットしてストレート継ぎ手をピンホールのあいている箇所でカットします。ピンホールの場合は、ピンホールの中心でカットしてそのままストレート継ぎ手を間に入れて締め付ければ問題無く施工完了出来ます。穴が1cmほどだと真ん中でカットしても締め切れない場合があるため、ストレート継ぎ手を2個使い間に新品のポリチューブを入れないとなりませんので広い範囲を掘ることになりますよね。今回は、ピンホールでしたので比較的楽できました。
配水管の塩ビパイプの直ぐ隣でした。障害物があるとパイプレンチで締め付けるときに邪魔になりますので、深く掘らなければならない。
埋め戻し前に漏水チェックをするのが大切
配管復旧しましたが、そのまま埋めるのは不安が残りますよね。止水栓を全開にして暫くの間、通常の圧力で様子を見ます。道具を片付けする前に散歩に出ました。不具合があると作業再開になり仕舞った道具を又出すことになりますね。
帰って来てから確認するが継ぎ手から水が染み出た様子がないため、土を戻します。しかし、残土は使わないで畑の隅に移設して、砂を使うことにしました。
埋設管埋め戻し
そもそも、埋設管は土に直接埋設ではなくて砂を入れて水はけを良くするのが本来の施工の仕方なのです。今更全面的に掘るのは難しいので、継ぎ手の部分だけでも砂で埋め戻します。継ぎ手の上側10cmほど砂を被せました。
砂で埋め戻してから、砂利とモルタルの破片を敷き詰めました。若干低くなりましたが、土を使わない分仕方が無い、後日ホームセンターで砂と乾燥モルタルを購入して、最終仕上げの石畳復旧作業をします。
石畳洗浄
道具を片付けてから、石畳の洗浄作業に移りました。たわしと洗車ブラシでひたすら井戸水を使い洗い流しました。汗をかいたので井戸水が冷たくて気持ちが良かったです。2時間ほど掛けて磨き上げました。
あとがき
梅雨の最中に漏水メンテナンスでしたが、本降りの雨に見舞われなかったのがやや救われました。しかし乍ら、本降りの雨では、石畳から漏水があっても発見できなかったですよね。
水道工事認定業者ではありませんので、施工しては問題ありですが、早朝に作業依頼しても来てくれるはずがなく緊急避難的にセルフメンテナンスをしてしまいました。
一家族に一人、僕のような暇人が居るととても便利ですよね。家族には尊敬されるはずだが、出来て当たり前だから、そこが寂しいところです。
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