先日、前職時代の取引企業であった工場設備(ユーティリティー)の業者から依頼があり、某日本を代表する生産工場の研究部門の設備の不具合を点検して欲しいとの依頼があり、現地で調査をしてきました。
現地調査
依頼内容
1.異常表示が出て、設備停止になる。しかも夜中に多く発生しているとのこと。
2.機械室内の警報表示盤で、受け取り警報を発しているが、警報盤からユニットをリセット出来ない。
3.警報表示盤の図面がないので、把握出来ない。図面も調査作成して貰いたい。
当日は雨でしたが、屋外の設備とは聞かされないまま行ってしまい、雨具もなしで屋外の調査は、落ち着かずなんとも嫌な時間でした。
現役時代でしたら、防雨シートなどで雨対策をして、電装部品に雨水がかからないようにして調査しますが、小雨のためまぁ良いかで、開始しました。
パッケージ型のユニット製品のため、取り扱い説明書さえあれば、何とかなるレベルです。
残念ながら、有りませんでしたが、今時はスマフォで取説を見ることが出来るんですね。老眼鏡を掛けてスマフォを覗き見して、探りやっと辿り着きました。内容は容易に判断できました。
エラー内容の履歴を読み出し、フローSWの異常と解り、交換を要すと判断してメーカーより取り寄せて交換する事になりました。
警報表示盤の不具合は、配線を辿り解読すると元々そう言う設計なので、現状は間違いではないと判断その旨を担当者に伝え、ご要望通りに改良は可能と伝え、後日ご要望通りに改良する事になりました。
あとがき
不良パーツを交換後、試運転チェックして一通り立会試験をすれば、問題解決間違いなしの簡単な事例です。
大企業の弊害ですね。僕なんか足下にも及ばないレベルの方が大勢いるのに、自社で解決しないで外注業者任せの体制、嘆かわしいですね。(担当外は我関せずの意識)
後日、提出用の図面を興して、警報表示盤の配線を変更して、試運転調整をすることになります。
次回の訪問が楽しみです。
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