コロナ禍の葬儀状況|天寿

近所で最高齢の男性が亡くなられ葬儀に行ってきましたが、コロナ禍のためこれまでとは異なる密を避ける方式が取られ、着席すること無く退場しました。

コロナ禍の葬儀状況

当地の葬儀は、20年ほど前までは自宅葬が当たり前でしたが、街中に葬儀場が進出し始めると葬儀場を使うようになりました。

親族で無ければ、通夜または告別式のどちらかに参列します。大体の方は、平日の昼間は仕事があるため夕方に行われる通夜に参列していました。

先日の、近所の方の葬儀は、通夜に行きました。以前でしたら、受付を済ませて香典返しの引換券を貰うか香典返しを直接受け取り車に乗せる。そして、喪主と親族にご挨拶して、葬祭場の係委員の案内に従い着席して、通夜式に臨む流れでした。

しかし今回は、受付を済ませて、香典返しを受け取り、喪主と親族にご挨拶してから葬祭場の係委員の誘導で祭壇前で焼香して退場という流れになりました。

なんと簡素化された葬儀なんだと思う次第です。

天寿

今回の葬儀の高齢男性は、御年96歳で太平洋戦争に兵員として戦争の最前線に行ったと子供の頃聞かされました。凄くご苦労された方だったんです。ご苦労された分、軍事恩給を受給してたそうです。

人当たりが良く、何時も朗らかで笑顔がとても素敵なおじいさんでした。

最近まで、ご自宅にいる姿を拝見していましたので、老人施設などにはお世話になっていなかったそうです。最後まで自宅で過ごしてさぞかし本人は満足していたことでしょう。まさに「天寿を全う」。

通常の香典返しの緑茶などの他に天寿と印刷された、のし紙に包まれた箱に白地にピンク色の柄が入ってタオルを頂戴しました。

2021/07/03天寿

2021/07/03天寿タオル

葬儀に赤系の色の入る物を香典返しには不似合いと思われがちですが、天寿を全うされたお祝いでもあるんですね。

お疲れ様でした。安らかにお休み下さい。

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