日本では、四季があるように、人生に於いての春夏秋冬、暑いとき、寒いとき、過ごしやすい季節と同様に、短い人生の間でも、春夏秋冬が必ず訪れます。
良いときもあり、どん底を味わう時もあります。
定年退職後、1年が経過し、人生最良の時間を過ごしてきましたが、遂にLOに傾き始めた、いや下り坂をまっしぐらに成りつつあります。
父の緊急搬送入院
僕達夫婦の両親で最後に残った僕の87歳になる実父ですが、最近、脳卒中で突然倒れ、救急搬送して頂き、救急病院で、治療を開始し、一命は取り留めましたが、失語症と診断されました。
何れは来るであろうと予測はしていましたが、この時期だとは、思っていませんでした。
本人の希望は叶えられない
予てから父は、ポックリ逝って障害など負わずに誰の世話にもならずに旅立ちたいと言っていました。
とある日の午前中に、茶の間で倒れて、虫の息になっているのを発見しました。
一瞬、予てからの話が、脳裏に蘇りましたが、慌ててしまうもんですね。
当たり前ですが、しかりと119番に電話を発信しました。
(119番に通報しなかったら罪に問われます)
救急搬送|脳梗塞
救急車に同乗して、救急病院まで搬送して頂き、CT・MRI検査等をして、処置をして頂き、担当して頂いた医師から説明を受けました。
脳梗塞との診断で、血管が細くなっている旨の説明がありました。
年齢的な問題があり、高度な医療は出来ない旨の説明があり、そのまま入院手続きなりました。
病室に入り、父の容態を見ると、両手両足が動くようです。
興奮しているのか、起き上がりベットから降りようとする勢い、入れ歯を外して有るので、口にこもった発音ですが、喋っているように感じる状態でした。
ポックリとは、ほど遠い状態、救急搬送は不要だったのか?、そして、点滴の鎮静剤が効いてきたのか、大人しくなり眠りにつきました。
そして、後はスタッフにお任せして、帰宅しました。
毎日の病室通い
後日、入院必要品を購入して、病室の衣装ケースに収納して、会話を試みると、ろれつが変ですが、入れ歯を装着していないせいかと思いますが、なんとか会話になっていると思われました。
そして、翌日から、毎日洗濯物を引取、洗濯後の衣類を届けるを繰り返し、会話をしているつもりで、約十日間が過ぎました。
主治医から今後の治療方針についての説明
病院スタッフから連絡がありました。
主治医から今後の治療方針についての、説明があるとのことで、指定日時に出向き、説明を受けました。
その時点の食事は、自力で飲み込む力がなく、鼻からチューブにて胃に流動食を与える状態でした。
主治医の説明に依ると、失語症とのこと、毎日会話していたのは何だったのか?主治医に尋ねると、ご家族が会話に合わせていただけです。
私の診断では、失語症だとのことでした。
そう言われてみれば、勝手に喋っている父に合わせて会話をしている雰囲気を作っていたのだと思いました。
そして、冷たいお言葉、肺炎の微熱がありますが、回復したら次の医療機関にて、リハビリまたは、長期療養病院を選択して転院してくださいとのこと。
救急病院では、症状が安定した時点で、転院するのが一般的です。
リハビリ病院を希望する旨を主治医に申し上げました。
今後考えられる選択肢
リハビリ病院は、一般的に3ヶ月程度で退院させられますね。
そうなったとき、自力で口から食べられるかなどの容態次第ですが、選択肢は以下の4つ。
1. 別なリハビリ病院に転院
2. 介護施設に入所(介護認定され空きがあれば)
3. 長期療養病院に転院
4. 自宅にて老老介護
妻は自宅で最後まで看取ると言うが、4を選択したときの家族の負担は計り知れません。
あとがき
原則、完全看護の緊急総合病院ですが、洗濯物だけは毎日出向く必要があります。
しかし、遠出は出来ませんね。緊急事態の連絡がある場合に備えて、自宅付近から離れないようにしています。
もし、自宅に戻るようになる場合に、室内は勿論、庭を整備して気持ちよく迎えられるようにしています。
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