春の七草と言われるナズナ(ぺんぺん草)ですが、実は春だけ咲いているわけではありません。夏から秋の方が立派に育っています。
田んぼの畦道で、稲の刈り取り後、草刈りも一段落になり、暫し放置される田んぼの脇の土手には、春の七草のナズナ(ぺんぺん草)の花が咲いています。
ナズナの花(ぺんぺん草)
ナズナ(薺)学名は、Capsella bursa-pastoris)、アブラナ科ナズナ属の越年草で、別名ペンペングサ(ぺんぺん草)、シャミセングサ(三味線草)とも言う。田畑や荒れ地、道端など至るところに生えます。
ムギ栽培の伝来と共に日本に渡来した史前帰化植物と言われています。
高さは20~40センチメートルで、春の七草で春に咲く花とされていますが、秋にも咲きます、むしろ秋の方が大きく育ちます。
4枚の白い花弁を持つ直径3ミリメートルほどの小さな花を多数、花穂に付けます。
果実は特徴のある軍配型で、次第に膨らんで2室に割れて種子を散布します。
ぺんぺん草やシャミセングサという別名がよく知られ、「ぺんぺん」は三味線を弾く擬音語で、花の下に付いている果実の形が、三味線の撥(ばち)に似ていることからきています。
[wc_row]
[wc_column size=”one-half” position=”first”]
春頃は、高さが低いですが、秋は伸びが良い
[/wc_column]
[wc_column size=”one-half” position=”last”]
軍配型の果実は芸術的な形状です
[/wc_column]
[/wc_row]
楽天広告