ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)とホトケノザ(仏の座)|繁殖力が強く厄介

ソメイヨシノ系の桜の花は、春を待ち望んで葉が生い茂る前に、一気に開花するため見る人を和ましますね。しかし、畑や空き地などに繁殖するいわゆる雑草の花も可憐で綺麗なんですが、畑で家庭菜園をしていると、繁殖力がとても強いため、厄介者になります。
最近、我が家の畑にも、ヒメオドリコソウ(姫踊子草)とホトケノザ(仏の座)が繁殖してしまい、むしり取るのが大変です。

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)は、学名Lamium purpureum 越年草 ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本には明治時代に渡来したと伝わります。
日当たりの良い土地にでは、10cm~15cmに成長しますが、日当たりの悪い土地では30cmに達することもあります。

在来種のオドリコソウと(踊り子草)と同種で全体的に小さいことからヒメオドリコソウ(姫踊り子草)と名付けられたそうです。

花や葉を見ると可憐で踊り子の風合いを感じます。しかしですね、名前とは裏腹に、繁殖力が極端に強くて、排除しないとあっという間に畑や空き地に群生してしまいます。

在来種のオドリコソウ(踊り子草)の繁殖地を食い荒らし現在は、ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)が天下を取った感じになってしまいました。

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)1

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)2

我が家の畑の端のフキが生い茂る間に繁殖し始めました。
排除しないとどんどん増えてむしり取るのが大変になりますね。

ホトケノザ(仏の座)

ホトケノザ(仏の座)は、学名Lamium amplexicaule 越年草で、サンガイグサ(三階草)との別名もあります。
日当たりの良い土地にでは、10cm~30cmに成長します。

春の七草の仏の座とは別種で食用にはなりません。

仏様の台座(蓮座)のように見えることから名前が由来するようです。

ホトケノザ(仏の座)1

ホトケノザ(仏の座)2

あらゆる土地に繁殖してしまいます。
むしり取って積み重ねて放置しても枯れないで、一雨降ると復活してしまいます。
根はそれほど強くはびこっていませんので比較的抜きやすいです。
それにしても強い生命力に感心しますね。

隣地に繁殖するヒメオドリコソウ(姫踊り子草)とホトケノザ(仏の座)

花は、紫色で小さくて可憐なんですが、見た目からは想像つかないたくましさです。

隣地に繁殖するヒメオドリコソウ(姫踊り子草)とホトケノザ(仏の座)1

隣地に繁殖するヒメオドリコソウ(姫踊り子草)とホトケノザ(仏の座)2

ホトケノザ(仏の座)は引き抜きは容易ですが、ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)は引き抜こうとすると茎で千切れてしまい、根が残ってしまいます。かなりの厄介者です。

耕作放棄した隣の畑から繁殖しだして我が家の畑を征服されないように目配りします。

 

 

 

 

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