放任主義は放置する事とは別

精神論を語るのは、好きじゃありませんが、あえて語ります。
実証データに基づいて語るのを是としている性分の僕にしては、少し気が引けますが、少々お時間を。

放任主義と放置主義

知人の言う放任主義

以前に、知人宅を訪れたときの話です。彼の息子が、挨拶も無しに自室に去りましたが、その時親は、家は放任主義だとか言っていまして、ビックリしました。何の躾けもしてないようで、今のありさまが全く理解していない親にして、あの子供達ありですね。

躾けは勿論のこと、勉強も学習も何の指導もしていないようでした。TVゲームやり放題生活では、高校は私立の推薦入学で、受験らしい受験が無しで、高校に入学するわけです。

それで、卒業する頃は、余裕のある家計に将来職に生きるような、専門学校の専攻を選ばず、役に立ちそうも無い所で、2年間通うわけです。さて2年後どうなったかと言うと、思ったような所には行けなくて、取り敢えず人材派遣会社から派遣社員として、企業にて働くわけです。専門学校は卒業しても、ほぼ役に立たない状態になるわけです。
そして、それ程長くは続かないで、派遣社員は辞め現在は、家庭内に引きこもり日々誰とも話さないで生活しているようです。

TVゲームが必ずしも原因とは言いませんが、家庭内だけで遊んでしまった結果、世間からの乖離が多くを占めていると確信しました。

 

最近は子育て中の、親世代から少々歪んでいるんじゃないでしょうか、歪んだ親、そんな親に、良い教育など出来るとはとうてい思えません。

兎角、放任主義などと、体裁の良い言葉を述べる親がいますが、放任主義の定義をはき違えていますよね。放任と放置を混同しています。

放任

放任とは、徹底した教育の後に、自己責任に於いて行動させる事です。

放置

放置とは、放置しそのままでほったらかしそのものですね。

この違いは、読んで字の如しですね。

放置主義の子が親に

友人宅の家庭の如く、放置主義により放置された子供が、やがては親になり子育てをするわけです。

そんな、最低限の躾らしいらしい躾をしていないで、育った人がモンスターになり、モンスターの子を育てる嘆かわしい事態になるわけです。

そんな、親が学校にクレームをつけに来るわけです、自分が放置したモンスターの子をモンスターの親が、学校に責任を添加しに押し寄せるのです。

親が放置して、好き勝手にさせておいて、学校側に解決させるなんて、ナンセンスとしか言いようがないわけです。

現在の問題の多い環境を改善する手立ては、まず子育て世代の親の躾から始めないと、らちがあきませんね。

親を含めて、ゲーム世代なんでしょうか、団体行動をしないため、上下関係も師と仰ぐ方も見いだせないまま、大人になる分けでしょう。

僕らの子供の頃は、ある程度のやんちゃもしました。当然郷に入れば郷に従えです。ひとりぼっちでは生きて行けないと思っていました。

一人遊びをさせない、親は放置しないで良く監視する、出来ればスポーツ系の団体に所属させるなど幾らでも、策はあると思うのだが、偉そうに素人爺がと言われるかもしれませんが、兎に角行動を起こすべきです。「Take action」

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