長ネギの収穫期が終わりになる春に、とう立ちいわゆるネギボウズが出てきて蕾がやがて開花します。開花すれば種が採れますが、茎の部分は固くなり食べるのには適しません。
通常生産農家では種を採らない場合は、引き抜いて廃棄してしまいますが、我が家では廃棄しません。固くなっている茎は、次に出る若い茎を保護サヤです。その茎から分かれて、茎が伸びてやがては柔らかいネギに育ちます。
長ネギとう立ち開花
株分かれするネギなどはとう立ちが殆どあまりしませんが、通常の長ネギは今の季節にとう立ちして、ネギボウズが出てきて開花します。
家庭菜園内の株分かれするネギ以外のネギは、ほぼ全株とう立ちしました。
とう立ちして間もない小さなネギボウズには膜がかぶっていますが、破れて花が咲きます。
種を採るために複数株残しておきました。この花が2輪ほどあれば来年のネギ苗は十分まかなえます。
生産農家では、種採りする場合を除きとう立ちする前に全量収穫します。残りは廃棄されます。
しかし、芯が固くて食べられないですが、その硬い芯は次のネギの茎に育つのです。ですので、廃棄はしません。
上の画像中央のネギは、近所の元農家の方に頂いた株分かれするネギです。順調に根がついて育っているようです。
株分かれしてどんどん増えるのがとても楽しみです。
膜が被っている状態のまだ若いネギボウズを収穫しました。開花してからではもう遅いと言うことになります。
柿の芽
先日柿の真っ直ぐ上に伸びた枝を剪定しました。
雨水をためたバケツに柿の枝を挿していると新芽が出始め蕾が膨らみました。
葉と蕾が付い若い枝ごと収穫して天ぷらにして頂きます。
ネギボウズと柿の芽の天ぷら
今の季節には、次々に新しい食材が食べられて贅沢が出来ます。
今回の天ぷらの食材は、ネギボウズと柿の芽それから庭のパセリと三つ葉を採取しました。
天ぷらにする前に、膜は指の爪で割りを入れたほうが油がハネる確率が少なくなります。
上の画像下方がネギボウズの天ぷらです。左中央のやや茶色く見るのが柿の芽の天ぷらです。
加熱するとネギ類は甘みが増しますね。ネギボウズも同様に甘みがギュッと濃縮された感じで、柔らかくなり甘みの中にも若干のほろ苦さが、あります。
ネギボウズの天ぷらを包丁で割ってみました。
フルーツを天ぷらにしたような感じですね。
ネギボウズも風味豊かで正に旬の食材という感じですが、柿の芽と蕾の天ぷらはそれを超えたような風味がありました。
タラの芽の風味を出してくれて、尚且若干のほろ苦さがある。
ほろ苦さは柿の葉を天ぷらにした時には感じられないため蕾から出ていると思います。
葉だけ食べるよりの断然インパクトが増しました。
折角の風味豊かな食材ですので、天つゆはなしでそのまま何も付けずに頂きました。
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