クサネム(草合歓)の花|稲穂とコラボ

米生産農家にすれば雑草に過ぎませんが、ネムノキの葉に似たクサネムから可憐な白い花が咲きました。

クサネム(草合歓)

クサネム(草合歓、学名は、Aeschynomene indica)は、マメ科クサネム属の1年草です。
水田などに生える雑草で、米農家は厄介者扱い、水田に多く発生し、収穫時に邪魔になったり、種子が籾に混入し米の品質を低下させる等で問題となっています。
日本では、北海道から九州まで、全国に広く分布します。
草丈は50~100cm程度に成長し、水田や河川敷などに生育します。
葉は羽状複葉で、和名も葉がネムノキに似ていることに由来します。

クサネムの花

7~10月に白色や薄黄色で長さ約1cm、旗弁の基部に赤褐色の斑点があり、蝶形花を咲かせます。

クサネムの花2017-08

ネムノキに似た葉から可憐な花を咲かせる光景を見ると愛らしく、厄介者扱いされているのが可哀想になります。

水田に生えているだけに、実る前に抜き取られる運命ですから、つかの間の幸せと言ったところでしょうか。

 

 

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