失語症と感覚異常進行中|介護中の父

昨日は、肌寒さを感じる朝を迎えましたね。
しかし、みるみるうちに気温が上がり肌寒さから一転暑くなりました。

室温20℃以上でもコタツ

そんな中、家庭菜園の屋外作業を中断し、昼食の用意をして、父親に食べさせようとしたところ、なんと彼は、コタツに入りうたた寝をしていました。

昼近くには、体感温度20度は遙かに超えていたと思います。
まぁ、室内でじっとしているのと屋外作業では差がありますが、それにしても、まるで普通の感覚では無くなっているようです。
作業をしていると少々気温が低くても汗ばむのは当たり前ですが、違いすぎますね。

これだけ暖かくなっても、未だに裏起毛のももひきとシャツを着用しています。いい加減に春らしいシャツにしようと諭しても、「さみ(寒い)」と言い張るので仕方なく着せています。

これで、夏になり暑さがピークになった頃どうなることか、暑いのを感じることが出来ないまま熱中症になるのは必至ですね。

そして、元気だった頃の話です、毎年のことですが、夏になりエアコンを入れると「さみ(寒い)」と言って直ぐに消してしまうんです。

仕舞いには、エアコンのリモコンを壊してしまいました。別室の同タイプのエアコンで運転は可能ですが、持って行ってあげません。また壊される可能性が大きいです。

それにですよ、水分を取るように促しても、毎食事の時に緑茶を湯飲み茶碗で一杯しか飲みません。

枯れ果てて寿命が縮まりますね。まぁ、飲みたくないのに無理に飲ませるより自由にしてあげたいと思う。

そして、食も随分と細くなりました。1回の白米の量は1/3合程度で満腹感が出るようです。

段々老衰状態に近づきつつあるのか不明ですが、今夏に何かが起きそうな気がしてなりません。

それに、殆どの時間をうたた寝で過ごしている状態で、散歩などを促しても全く外に出ようとしなくなりました。

こうなると、健常者でも空腹に成りづらいですね。

退院当初は、何も食べさせたてない犬のような食べ方をして黙々と食べて居た父ですが、最近は見た目で美味そうで無いと判断すると、折角用意した料理も箸を付けずに「いんね(いらない)」と言だすようになりました。

野菜中心の料理よりも、肉類中心の脂っこい料理が好みに変化しているようです。

簡単な単語もほぼ忘れる

入院中のリハビリで何とか簡単な単語を喋ることを維持していましたが、退院後1ヶ月ほど経過したあたりから殆どの簡単な単語を忘れてしまい、退院当初も会話の理解に苦しみましたが、輪をかけたように理解不能状態に陥りました。

今できる会話は「おら(俺)」「うんだ~(そうだ)」「わがんね(わからない)」「うんまい(美味しい)」「やんだ(いやだ)」「いがね(行きたくない)」「ち~っと(少し)」「さみ(寒い)」その程度しか発する事が出来なくなりました。

特に名詞を忘れてしまいました。大好きだった「バナナ」など、「ごはん」すら忘れてしまいました。

一字(音)でも会話の中に入っていれば想像してこちらから「・・・じゃないの」と言って上がられますが、何の関連も無い言葉を発するので、理解不能になります。

あとがき

先の短い人生ですので、わがまま放題自由にさせて天寿を全うさせてあげられれば良いと思う。

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