夏の雷様ご用心|熱雷発生最多の栃木県

夏本番になり、雷が頻繁に発生する季節と成りました。

雷様

全国有数の雷様の名所栃木県

全国有数の雷の名所、栃木県では夏の日差しが強い日の午後には、入道雲が発達して、真っ暗になり雷雨が発生します。
しかし、年間雷の発生が一番多いのは石川県なんです、栃木県は夏の雷発生が一番です。
それでも何故、雷発生の名所と言えるのか。
石川県や北陸の場合は、冬に多く発生する「界雷」の本場です。
栃木県などのは夏に多く発生する「熱雷」となります。
その熱雷が今年は異常に多く発生して、7月には落雷件数が全国で100万件を超える勢いです。

内陸部に多い熱雷

夏の午後の夕立の雷様が熱雷です。夏の日中は地面が強く熱せられ上昇気流が発生し、積乱雲(入道雲)が出来ます。
その中で摩擦が起きて、雷が発生するのが熱雷です。
2時間程度で収束するのが一般的です。
上空の、寒気や高湿度の影響で激しい夕立となりますね。

日本海側に多い界雷

低気圧の後面の寒冷前線では、寒気が暖気の下に潜り込み強い上昇気流を生み出します。
異なる空気の境目で、発生する上昇気流で積乱雲が発生し、雷が発生します。
前線の通過時など時刻に関係なく発生します。
冬の日本海の海水温と大陸の寒気により、日本海側独特の冬季の雷が多発します。

今も昔も経済損失過大

栃木県内には、120を超える神社が雷神を祀り、古来落雷を避けようと、切実な思いを物語っています。
IT化の世の中になった現代は、さらに脅威がまし、経済的損失は1千億円にもなるとか。

雷様にご用心

熱雷シーズンは、まだこれから続きます。

屋内に身を隠すのが一番ですが、屋外では、車に逃げ込むか、何も無い所では身を小さく屈めるなどの措置が必要です。

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